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えひめ、昭和の街かど-生活を支えたあの店、あの仕事-(平成21年度)

3 山村のくらしを支える-峠の行商人-

 愛媛県の行商では、桜井(さくらい)の漆器行商、睦月(むづき)の縞売り行商、松前(まさき)の珍味行商などが全国を売り歩いたことで知られているが、車の普及や道路が整備される以前には、県内の街から遠い山間部や離島などの地域を中心に、食品や衣料品、生活雑貨の商品を持って売り歩き、人々の生活を支えた行商人がたくさんいた。
 ここでは、半世紀以上も衣料品の行商をして旧広田村を回り続け、地域の人々の生活を支えている砥部町(とべちょう)満穂(みつほ)の**さん(昭和9年生まれ)に話を聞いた。