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わがふるさとと愛媛学Ⅶ ~平成11年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅳ 愛媛のくらし

■目 的
 県下各地で地域素材の調査研究や活用により、地域を見つめ直す活動に取り組んでいる団体・アマチュア研究家に対して発表の機会を提供し、「愛媛学」の理念に立っての相互の交流と連携を図る。それとともに、「地域学」の考え方を解説する専門研究家の講演をとおして、生涯学習の一環としての、県民だれでもが気軽に取り組むことができる身近な地域学習-愛媛学-への参加を呼び掛ける。

■内 容
 □開催日 平成11年9月5日(日)
 □場 所 愛媛県生涯学習センター
 □テーマ 「愛媛のくらし」
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
 □日 程
  13 : 00~13 : 30 受 付
  13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター)
  13 : 40~15 : 00 基調講演
            県外講師:赤坂 憲雄(東北芸術工科大学教授、東北文化研究センター所長)
             「東北から民俗誌を織る-聞き書きの旅のなかで-」
  15 : 00~15 : 10 休憩
  15 : 10~16 : 10 研究成果発表〔県内研究発表者3人〕
            研究発表者:大西 忠良(牛渕昭和倶楽部部長)
                  村上 律子(ゆげ女性塾代表)
                  山田  定(石畳を思う会代表)
  16 : 10~16 : 30 パネルディスカッション
            「ふるさと再発見-愛媛学のたのしみ-」
             (県外講師、県内研究発表者)

■出演者プロフィール
 □基調講演(県外講師)
  〇赤坂 憲雄(東北芸術工科大学教授、東北文化研究センター所長、東京都在住)
   独自の視点と論理により、日本思想史・民俗学の新たな構築を目指した調査研究に尽力している。その実践的成果は、
  「東北学」として実を結びつつある。
   著書:『山野河海まんだら』、『東北学へ』(3部作)他

 □県内研究発表者
  〇大西 忠良(牛渕昭和倶楽部部長、温泉郡重信町在住)
   伝統行事の継承を通じて先人の心を学び、地域の人々の心のつながりを求めていこうと、昭和60年に牛渕昭和倶楽部を
  発足させ、現在に至る。虫送り行事などの伝統行事の復活に尽力している。
  〇村上 律子(ゆげ女性塾代表、越智郡弓削町在住)
   女性の立場から、ふるさと弓削町の良さを見つめ直す活動に尽力し、平成10年には、2年がかりの聞き取り調査による
  『弓削民俗誌』を完成させるなど、顕著な実践成果を上げている。
  〇山田  定(石畳を思う会代表、喜多郡内子町在住)
   水車小屋や棚田の復元など、地域素材の掘り起こしと環境整備の活動を通じて、ふるさとの歴史や文化、環境等を大切に
  する農村の確立を目指している。