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わがふるさとと愛媛学Ⅵ ~平成10年度 愛媛学セミナー集録~

◇今後のだんじり運行に思うこと

 この祭りの運営で一番大事なのは、西条市の祭典委員会で決めたいろいろな取り決めを、だんじり総代会が、いかに守っていくかということだと思います。これを守ることによって、きちんとした祭りができると思います。そのためには、それぞれの責任者が、祭り関係者や観客にそういうことを承知していただき、協力を願うように努めることが大事だろうと思います。
 祭りの取り決めをきちんと守るためには、まず、祭りに関係する人たちが石岡神社の本来の祭りの姿というものを、学習する必要があると思います。つまり、だんじりの担ぎ手や総代の方々が一体となって、祭りというものはこんなものだということを学習することによって、なぜ、祭りの取り決めを守らなければならないのかという意味が理解され、そこから、ぜひ守らなければならないというような共通認識が生まれてくるのではないかと思うのです。そういった話が、総代会においても出まして、今後、祭りに関する学習会のようなものをしようということになっています。
 また、これから21世紀にむけて、かく人も満足し、見ている人にも満足を与えられるような祭りの演出をどうしたらいいかということを、総代会を中心にして、氏子の皆さん方からも御意見を聞きながら、基本を大事にしながら考えていく必要があると思います。
 私も微力ながら、「石岡の祭りは素晴らしいのう、こんな祭りがあったのか。」というような評価を受けられるように、これからも頑張っていきたいと思っています。
 以上で終わります。ありがとうございました。