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わがふるさとと愛媛学Ⅳ ~平成8年度 愛媛学セミナー集録~

◇わたしの歩いた道

佐藤
 そんなことで、今までいろいろな道を歩いてきましたが、仕事柄、海外へ行くことも多いわけでして、その中から、いくつかをスライドでお見せしたいと思います。(紙数の都合により、一部を掲載)

写真1
 有名なパリのシャンゼリゼ通りで、世界で最も美しい歩道の一つです。これは先月(1996年9月)行って写真を撮ってきたのですが、数年前から歩道を広げており、今は幅が約20mの歩道に、このようなカフェなどが出ており、本当に素晴らしい歩道です。

写真2
 パリのセーヌ川沿いの遊歩道です。遊覧船が往来し、いろいろな形式の橋が架かっており、歩いて本当に楽しい道です。

写真3
 オーストリアのウィーンの環状道路で、一周約4kmくらいありますが、そこの歩道です。真中が車道で、その両端に電車のレールがあります。そしてこのような並木があって、歩行者と自転車のための道路があり、大都市の中で、公園の中を歩いている感じです。写真の一番左には、別に幅の広い歩道がついています。場所によっては、この道が歩行者の専用道路と自転車道路と2本に分かれている所もあります。

写真4
 南米のチリの首都、サンチャゴの歩行者天国です。南米などの都市にも、このような歩行者天国がつくられています。

写真5
 ドイツのフランクフルトという町を流れるマイン川沿いの遊歩道です。緑が多くて非常によく整備されている道でした。

写真6
 今度は日本ですが、これは私が歩いた旧東海道です。江戸時代の石畳がかなり残っていた所を、そのまま復元しており、数百年前の道の姿が残っております。

写真7
 同じ箱根の石畳です。箱根には、このような標識が出て、石畳も復元されております。

写真8
 東京も最近はだいぶ歩く道が整備されてきました。これは東京の明治神宮への表参道です。最近は電柱をなくし電線などを全部地下に入れまして、日本のシャンゼリゼといわれているくらいきれいな道になっております。

写真9
 静岡県袋井市の県道です。昔は、東海道の一部でした。なぜこの写真を示したかというと、このような新しい道にも、ちゃんと新しい松を植えており、そして、この右のほうには、この県道とは別の歩行者と自転車が通るための道が整備されているからです。

写真10
 三重県の関という宿場町です。東海道の中で一番よく昔の宿場町の雰囲気が復元され保存されているところで、今は観光の名所となっております。歴史の道といいましても、国道の横の狭い道もたくさんあります。

写真11
 東海道を歩いて1991年(平成3年)11月に京都三条大橋に到着しました。これは、その証拠写真を私の家内に撮ってもらったものです。私が持っている色紙には東海道を歩いて来たということを書いています。以上でスライドを終わります。