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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成 7年度 愛媛学セミナー集録~

◇俵津文楽の活動状況

 俵津文楽の活動状況でございますが、昭和62年(1987年)に町のほうで文楽会館を建設していただきましたので、そこで公演をやっております。
 町内の活動では、町が主催する行事、大会、研修会などの行事の際に、要請があれば文楽会館で公演をして、参加者に見てもらうということもやっております。
 県内の活動では、近隣町の要請によって公演活動を行ったり、それから毎年、9月かあるいは11月に、県内の五つの文楽保存会が、県民文化会館に集まって合同公演を行っております。今年は11月26日にやる予定になっております。このようにお互いが集まって情報を交換し合いながら、伝承活動を続けていきたいと考えております。
 県外の活動としては、全国の人形芝居サミットが、今月(9月)29日から10月1日まで、人形芝居発祥の地淡路島で開かれます。私は座の全員と参加をしたいと考えております。その時に競演会がございますので、ぜひ出演して、それぞれの団体の方々に見ていただいて御批判を受けたいと考えております。今、練習の真っ最中でございます。
 また、先年、島根県出雲市で開かれました中国四国の芸術祭に愛媛県代表として参加をいたしました。それから平成5年(1993年)には岩手県北上市で開かれました、第8回国民文化祭に愛媛県代表として、公演をさせていただきました。
 このように昭和51年(1976年)から新しいスタートをし、懸命な活動を続けておりますけれども、やはり一番大切なことは、続けること。昔から継続は力なりと言われておりますが、本当に皆が心をあわせて、伝統芸能を守って行かなければならないという使命感に燃えて、一生懸命な取り組みをしていることが、一つの誇りにもなるし、満足感も覚えるし、それから一つ一つの活動に対する情熱も深まってまいります。今からも保存伝承活動を続けていかなければならないと考えております。と同時に、やはり一つの趣味を持つことは、人間の生活に大きな潤いと活力を与えてくれるものだと思っております。