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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成 7年度 愛媛学セミナー集録~

◇公民館活動と俵津文楽

 以前は、近隣の市町村や、高知県などにも巡業に出ておりました。座の風格が、一つの地域の旦那芸(だんなげい)として栄えたものですから、世襲的に座員は入ってきておりました。私も昭和24年(1949年)、青年団の団長の時に座に入りました。私の父親もやっておりましたので、そういう関係で世襲として入ったわけです。このように世襲でやってまいりますと、入ってくる関係者が限られ、伝承技芸者の高齢化とともに後継者不足となってまいりまして、座の運営ができなくなり、昭和40年(1965年)ぐらいから昭和50年ころまで、一時休座のやむなきに至ったこともございました。
 そのような時に、教育委員会と公民館の働きかけで、昭和51年(1976年)に婦人会の会員の方に加入を呼び掛けていただきました。 20名ほどの希望者があり練習に入っていただきました。それにともなって、女の方が入っていただいたものですから、青年の方にも加入を呼び掛けたところ、役場職員を中心に15名加入者がありました。現在も残って活動を続けておりますのは、婦人11名と、青年11名であります。それに私たちのような老人が5名、計27名で現在運営をいたしております。