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わがふるさとと愛媛学Ⅱ ~平成6年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅲ 海道文化と三瓶のくらし <セミナー三瓶会場(平成6年11月20日)>

■目 的
 海道を通じた九州などとの交流の歴史に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の研究者から発表を得、討論を通じて、海とともに栄えた三瓶のくらしについて考察し、だれもが気軽に取り組むことができる身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成6年11月20日(日)13 : 00~
 □場 所 三瓶文化会館
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~海道文化と三瓶のくらし~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
      三瓶町教育委員会
 □日 程
  12 : 30~13 : 00 受 付
  13 : 00~13 : 10 開講式
           挨拶(愛媛県生涯学習センター・三瓶町教育委員会)
  13 : 10~14 : 10 対談講演
            豊田 寛三、菊池 啓泰
  14 : 10~14 : 20 休 憩
  14 : 20~16 : 00 ワークショップ〔研究発表と討論〕
            菊池 啓泰、宇都宮康哉、浜田 類治、濱田マスミ、井上 数馬

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇豊田 寛三(大分大学教育学部教授)
   近世の海上交通を研究しており、特に九州と中国や四国西部との交流についても詳しい。「大分県史」、「大分市史」の
  編纂にも携わる。
   著書:「日本水上交通史論集」「豊後水道」(共著)

 □対談講演・コーディネーター
  〇菊池 啓泰(県生涯学習推進講師、元県立高校教諭)
   南予出身の近代文学作家をはじめ地方作家の研究が専門。宇和海を挾んだ九州と四国の文化交流にも造詣が深い。長寿学
  園講師。
   著書:「愛媛県史」「愛媛県風土記」(共著)

 □研究発表(地元発表者)
  〇宇都宮康哉(前三瓶町文化財保護審議委員長)
   郷土史に精通しており、多年にわたり調査・研究を続けている。また、宇都宮家は九州から移り住んだと伝えられ、往年
  の九州との交流にも強い関心を持つ。
  〇浜田 類治(三瓶町老人クラブ会長)
   若いころから漁業や海運に携わり、体験を通しての見識がある。居住している地域の歴史や民俗なども調査しており、詳
  しい。
  〇濱田マスミ(浜田電機鉄鋼㈱会長、元小学校教諭)
   松山市出身で、師範学校卒業後三瓶に赴任。三瓶湾の漁業に代々かかわってきた濱田家に嫁ぎ、三瓶漁業の変遷に詳し
  い。
  〇井上 数馬(三瓶南公民館長)
   公民館活動に力を注ぎ、三瓶町全般の生涯学習の企画者・推進者として活躍している。また、地域の活性化にも努力して
  いる。