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わがふるさとと愛媛学Ⅱ ~平成6年度 愛媛学セミナー集録~

□和紙と和紙原料を取り扱う立場から(毛利泰一郎)

 毛利でございます。6年前に、川之江の紙の資料館ができましたときに、館の運営を何とかやってみろということで、現在に至っているわけでございます。御存じの方もいらっしゃると思いますが、よろしくお願いします。
 ちょうど私が三島中学の入学試験の時、口頭試問の初めに、「お前の所は、紙の原料の問屋じゃのう。」と言われました。「問屋は、どういうことをするのか。」というちょっとした疑問もわいてきましたが、先生に紙の原料のことを聞かれて、その時初めて、紙というものに対しての認識を持つようになりました。