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わがふるさとと愛媛学   ~平成5年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅴ 平城貝塚と南宇和のくらし

■目 的
 太古の昔から南宇和地方に人々が住みついていたことを示す平城貝塚に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の研究者から活動の実践例とその成果について発表を得、相互の討論を通じて、身近な地域学習「愛媛学」への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成5年10月1日(金)13:00~
 □場 所 御荘町文化センター
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~平城貝塚と南宇和のくらし~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
      御荘町・御荘町教育委員会
 □日  程
   12 : 30~13 : 00 受 付
   13 : 00~13 : 10 開講式
            挨拶(愛媛県生涯学習センター・御荘町教育委員会)
   13 : 10~15 : 00 対談講演
             県外講師 橘  昌信
             地元講師 長井 数秋
   15 : 00~15 : 10 休 憩
   15 : 10~17 : 00 ワークショップ〔研究発表と討論〕
             コーディネーター 長井 数秋
             地元研究者    本村 剛朗
                      辻内  功
                      山下 和雄
                      浅海 宏貴

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇橘  昌信(別府大学文学部教授)
   旧石器時代を中心にした考古学の専門家で、博物館学にも造詣が深い。愛媛県南予地方の遺跡等も調査研究しており詳し
  い。

 □対談講演(地元講師)・コーディネーター
  〇長井 数秋(伊予農業高校教諭)
   東中南予の各高校に勤務し、県内各地の遺跡発掘に携わり業績が多い。県教育委員会で文化財行政に携わった経験もあ
  る。

 □ワークショツプ(地元研究者)
  〇木村 剛朗(平城貝塚第Ⅳ次発掘調査担当、中村市在住)
   四国西南部の遺跡調査を長く続けており、平城貝塚の発掘調査で中心となって活躍した。
  〇辻内  功(前御荘町教育長、御荘町商工会事務局長)
   平城貝塚第Ⅳ次発掘調査では、調査事務局として調査に携わった。町内の文化財全般に詳しい。
  〇山下 和雄(平城小学校校長)
   県内の学校教育(特に社会科教育)において指導的立場にあり、また、南宇和郡内はもとより県内全般の文化遺跡にも詳
  しい。
  〇浅海 宏貴(御荘町税務課職員)
   平城貝塚第Ⅳ次発掘調査に参加。考古学に関しては素人で、素朴な疑問や新鮮な驚きが一層強く、その感動体験を語る。