データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

宇和海と生活文化(平成4年度)

3 個人の生き方・考え方

 個人としての生き方・考え方について、15項目の質問をした。その結果を加重平均し、上位と下位の3つを各々上げると次のとおりである(図表2-2-19参照)。「法事や墓参りはできるだけきちんとしている。」68.1、「日頃から家族だんらんの場を持つように心がけている。」52.7、「昔からある祭りやひな祭り、五月の節句などの行事は大切にしている。」47.0、「欲しいものは、高価でも惜しまずに金をかける。」-36.1、「女性は結婚後は家庭のことに専念すべきであると思う。」-8.9、「物を買うときは無難なものより個性的なものを選ぶ。」-5.2。これだけ見ても、この地域の人々は伝統や慣習を重んじ、家庭の団らんを重視し、仕事優先の経済的な生活が伺える。
 性別では、きわだって両性で相違するのは「父親の家事」「欲しいものには金をかける」「政治や社会に関心」の項目である。
 年齢層別に見ると、若いものは「父親の家事」や「女性の仕事」に違和感をもたず、「学歴」にもあまりこだわらず、「地域活動」や「政治や社会問題」に関心が低い。これに対して高年齢層ほど、「法事」「お祭り」等には関心が強く、「学歴」に対しても関心が強い(図表2-2-20参照)。

図表2-2-19 生き方・考え方(性別)

図表2-2-19 生き方・考え方(性別)


図表2-2-20 生き方・考え方(年齢層別)

図表2-2-20 生き方・考え方(年齢層別)