データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

えひめ、人とモノの流れ(平成19年度)

第2節 愛媛から広がるモノの流れ

 本節では、県内外で活躍している愛媛産品とそれらを供給している企業を概観した後、優れた県産品や工業製品の販路拡大に向けて進められている「地域ブランド化」戦略などの様子を探った。
 そして、愛媛発の優れたモノを送り届けている企業・個人の取組として二つの企業(事業所)を取り上げた。一つは食品加工分野の取組として独自の冷凍保存技術を携(たずさ)え、日本一の雉(きじ)肉生産を実現した鬼北(きほく)町農業公社「鬼北雉工房」である。もう一つは工業製品分野の取組としてクリーニング業界に会社の命運をかけ、独自のアイディアで開発した商品を売り込み、顧客の信用第一に販売網を構築していった東温(とうおん)市の「新日本紙工株式会社」である。関係者への聞き取り調査から、商品開発の経緯や販売戦略、さらには事業経営への思いを探った。