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えひめ、その装いとくらし(平成16年度)

2 商う

 “商う”とは、売り買いをする、商売をすることを意味する。ここでは衣に関する商いについて、呉服や洋装品を持って各地を回りながら商売する行商をしてきた人と、町に店舗を構えて商いをしてきた人にそのくらしや商いの様子を聞くことにより、それぞれの商いへの思いを探った。
 行商については、松山市中島町野忽那(のぐつな)から各地に出かけた人と八幡浜市保内(ほない)町川之石(かわのいし)の外商(直接店に来ない客に訪問や通信などで品物を販売すること)専門の店で洋服の行商を経験した人にその思いを聞いた。さらに店舗を構えて商った人については今治、松山、八幡浜で呉服、洋装品の専門店、愛南町城辺では百貨店の名称で昭和の初めから営業してきた店を取り上げ、現在の店主にその思いを聞いた。