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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業22ー今治市②―(令和4年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第2章 島嶼部の産業と人々のくらし

 瀬戸内海の中央に位置する今治(いまばり)市の島嶼(しょ)部には大小多くの島があり、海流は島々の間を縫うように流れ、文字通り「瀬戸」の言葉通り激しい潮流を生み出している。そのため、古くから島民の操船技術が熟達し、中世には村上水軍が活躍する舞台となった。現在でも、世界有数の海事都市・今治の一翼を担っている。さらに、平成11年(1999年)に瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が全線開通し、中四国の交流、流通の拠点となっている。
 本章では、島嶼部の中心をなす大島、伯方島、大三島の人々の、地域の産業や文化とともにあったくらしや思いについて、その一端を明らかにした。