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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業18ー宇和島市②―(令和2年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第1章 昭和の町並みをたどる

 宇和島(うわじま)市は平成17年(2005年)、旧宇和島市と吉田(よしだ)町、三間(みま)町、津島(つしま)町が合併して誕生した。県南西部に位置し、北は西予(せいよ)市、南は愛南(あいなん)町、東は鬼北(きほく)町や松野(まつの)町、高知県に接し、西は宇和海に面している。慶長19年(1614年)に伊達秀宗が封じられてからは城下町として発展し、現在は南予地域の行政・経済の中心地となっている。また、リアス式海岸などの地形や温暖な気候など、その特徴を生かした柑橘(かんきつ)栽培などの農業や、海面養殖などの漁業が盛んに行われている。
 本章では、合併前の宇和島市と吉田町の中心商店街をそれぞれ取り上げ、昭和の町並みと人々のくらしについてまとめるとともに、町並みを復元し、当時のくらしの一端を明らかにした。