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瀬戸内の島々の生活文化(平成3年度)

1 大山祇(おおやまずみ)神社社叢(越智郡大三島町宮浦)

 大山祇神社社叢には愛媛県を代表するクスノキの巨木群があり、大小約200本が自生している。そのうち幹周100cmを越えるものは40本ほどあり、巨木38本が国の天然記念物に指定されている。中には「小千命(おちのみこと)お手植えの楠(写真2-1-2)」、「能因法師(のういんほうし)雨乞いの楠(写真2-1-3)」、「河野通有兜掛けの楠(枯死)」、奥の院には「生き樹の門」などの巨木があり、いずれも県の天然記念物に指定されている。
 林内にはクロマツ・ムクノキ・クロガネモチ・アラカシ・ホルトノキ・ヤブツバキ・ナナメノキ・タイミンタチバナ・ナワシロイチゴ・カクレミノ・サカキカズラ、林床にはイズセンリョウ・マンリョウ・カラタチバナ・ヤブコウジ・ハスノハカズラ・ビナンカズラ・マサキ・トベラ・キチジョウソウ・ホソバカナワラビ・ベニシダ・イシカグマなどが生育している。

写真2-1-1 大山祇神社

写真2-1-1 大山祇神社

平成3年3月撮影

写真2-1-2 小千命お手植えの楠

写真2-1-2 小千命お手植えの楠

平成3年3月撮影

写真2-1-3 能因法師雨乞いの楠

写真2-1-3 能因法師雨乞いの楠

平成3年3月撮影