学び舎えひめ<you遊コラム>

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■ 第八十九章 ビルマホシガメ

ビルマホシガメは、ミャンマーにだけ住むホシガメで、英名をBurmese Starred Tortoiseといいます。「Burmese」は「ビルマの」、「Starred」は「星形の模様のある」を意味で、文字通り、ビルマ(ミャンマー)の星形の模様のあるカメという意味です。
かつてミャンマーでは、調理用に乱獲したため、1990年頃には絶滅したと思われていました。
 90年代に入って、このカメがペットとして飼育されている事がわかり、再発見されました。そのため現在でも「幻のカメ」と言われています。
 甲羅の大きさは26cm以上になります。メスのほうがオスより大型になります。背甲はドーム状に盛り上がり、黒地の甲羅に放射状に入る黄褐色の模様が星の様に見えることが和名や英名の由来です。この斑紋は近縁のインドホシガメに比べ細く少なく、森林や藪地の中では保護色になると考えられています。植物食傾向の強い雑食で、植物の葉、果実、花、キノコ等を食べています。
 ワシントン条約の付属書II類に記載されていて、生息地であるミャンマーからの輸出も制限されているようです。
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