去る３月１８日から昨日の４月１８日まで、愛媛県生涯学習センターアトりウムにて俳句の展示を行いました際には、愛媛県総合科学博物館名誉館長、（財）日本科学技術振興財団会長、俳人の有馬朗人さまや、砥部町長、中村剛志さまはじめ沢山の方々の御来訪を頂き、厚く御礼申し上げます。また、生涯学習センター所長さまのご意見でアンケート用紙と記入施設を設けたところ、２１名もの方々の暖かいお励ましのお言葉と共に、掲示した２０句の内でお好きな句（複数可）を選んでもらった結果、次の様な結果となり、私の当初の予想とはかなり異なりました。俳句もやはり他に人に見て貰う事が大切と痛感した次第です。
１．坂登る学習センター花菜風　　　　　　　　　　　　８標
２．潜戸をくぐりてよりの梅の香や　　　　　　　　　　１
３，鐘衝けば鶏鳴く春の浄瑠璃寺　　　　　　　　　　　５
４，馬酔木咲く延命寺にて日の暮れぬ　　　　　　　　　２
５，清流に影を落として山桜　　　　　　　　　　　　　２　
６．師範学校ここらにありし桜かな　　　　　　　　　　６
７，バリカンの音は楽しや梅雨晴間　　　　　　　　　　９
８，完走せい五千メートル炎天下　　　　　　　　　　　４
９．赤松の木立をよぎる揚羽蝶　　　　　　　　　　　　４
１０，体育祭開会宣言夏木立　　　　　　　　　　　　　１
１１，渓谷涼し登りて行けばなお涼し　　　　　　　　　３
１２．妻とする整理整頓秋近し　　　　　　　　　　　　５
１３，百舌鳥高音石鎚の山くっきりと　　　　　　　　　５
１４，老人ホームの大きな窓の秋入日　　　　　　　　　２
１５，子の家の眺めよろしき年の暮れ　　　　　　　　　２
１６，寒雀改札口をくぐりけり　　　　　　　　　　　　３
１７、定年を過ぎて三年根深汁　　　　　　　　　　　　２
１８，母と子の健康マラソン息白し　　　　　　　　　　５
１９．血圧の少し下がりぬ春近し　　　　　　　　　　　４
２０，木枯らしの始めなりしや矢の乱る　　　　　　　　７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　計８０標
昨年の第５回スポーツ俳句大賞で銅賞を頂いた（２０）は外して
私の予想では、（１０）か（１７）が上位に入るだろうと思っていたが、全く外れた。
（９）バリカンの音は楽しや梅雨晴間
のどこが、好まれたのだろうか。「バリカン」と「梅雨晴間」の予想外の組み合わせの効果だろうか。
以上、長文になりましたが、ご来訪とアンケートへの記入、誠に有り難くお礼申し上げます。