学び舎えひめ<you遊コラム>

■ みんま

私のテニスクラブの友人のご母堂が今年、間も無く百歳を迎えるという高齢でお亡くなりになり、12月1日が「みんま」だという。
久しぶりにこの「みんま」と言う言葉を思い起こした。
と言うのは私の娘のかつての嫁ぎ先の義父が70歳余りで早く亡くなり、香川県生まれで、「みんま」という行事を全く知らない私がずいぶん戸惑ったことを思い起こした。
日本も狭い様で広く、殊に習慣と言うか風俗とかは、その土地に生まれ育った人でないと知らない事も多いと考えられる。
巳午は巳の日から午の日に変わる時間にその年にお亡くなりになった人のお墓の前で、手のひらほどの大きさの平たいお餅をわらで焚いて、その火で焙ったものを集まった人たちで分け合って食べるという習慣でした。
その時、手を後ろにまわして、餅をさいて食べた思い出があります。
あれからもうだいぶんの歳月が過ぎました。ふと、昨日「みんま」と言う言葉と言うか愛媛の習慣を思い出しました。
やはり、古くからある習慣、風俗は残して行くほうが良いと私は考えます。
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