生涯学習愛媛 bT9(平成16年12月発行)


まなびピア2004特集@
えひめ地域学シンポジウム

「地域学、地域楽」 総合教育センター所長
栗田正己


第十六回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア愛媛2004」の一環として開催された「愛媛地域学シンポジウム」の中で、「郷土の食材や郷土料理を核とした地域づくりの試み」を題材としてパネルディスカッションが行われました。
▲栗田正己氏(左)・平野寿将氏(右)    


 平成十六年十月十日(日)、第十六回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア愛媛2004」の一環として、愛媛県生涯学習センターで「えひめ地域学シンポジウム」が開催されました。その中で「郷土の食材や郷土料理を核とした地域づくりの試み」と題したパネルディスカッションが行われ、料理家平野寿将さん、愛媛調理製菓専門学校長渡邊笙子さん、愛媛県保健栄養推進連絡協議会会長秦栄子さん、上浮穴高校農業クラブ指導者秋山宏幸さん、しまなみグリーンツーリズム実践者野間征子さんから、地域づくりに関するたいへん貴重なお話をいただきました。
 みなさんのお話を総合すると、地域づくりには、
@ 地域をよく見つめ、その中から地域づくりの素材(地域のすばらしさ)を発見する。
A 伝統を継承しながら新たな価値を付加するなど、地域の資源を活かす知恵を結集し、地域に対する熱い思いを形にあらわす。
B 地域の理解、地域との絆を深め、地域の支持、協力を得る。
C 活動を楽しみながら、粘り強く継続する。
などが、ポイントとなるのではないかと感じました。
 愛媛県生涯学習センターでは、平成三年のオープン以来、生活者の視点で地域を見つめ、生涯学習の一環として、だれでも気軽に取り組める「えひめ地域学」を推進しており、全国的にも高い評価を受けています。
 「地域学」というと何かむずかしい印象を受けがちですが、簡単にいえば、地域の自然や歴史、文化、あるいは物産など、私たちの身の回りにある様々なもののなかで、特に自分が興味関心のあるものを選んで、自分にできる形
で、自分自身が楽しみながらそれとかかわっていく、それが地域学ではないかと私は考えています。みなさんも地域に目を向け、愛媛と楽しくつきあうなかで、自分流の地域学(楽)を展開されてはいかがでしょうか。
 今回の「えひめ地域学シンポジウム」を機に、「えひめ地域学」の輪がますます大きくなることを期待しています


※具体的には、言葉や文字や映像による記録や表現、郷土芸能のような身体的表現、農産物・特産品・郷土料理等の物づくり、自然保護活動等のボランティア的活動等々、さまざまな形が考えられる。

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