愛媛の偉人・賢人の紹介
八木 繁一 やぎ しげいち (1893〜1980)

 理科教育の貢献者。植物研究家。野間郡波方村(現今治市波方町)出身。戦前は愛媛県師範学校、旧制の松山中学校などに勤務し、本県の多くの優秀な理科教員を養成するとともに愛媛県理科教育研究会長として本県小・中学校理科教育の発展に功績をあげた。戦後は、旧制中学校、新制高等学校に勤務するとともに昭和31年からは旧県立博物館の設立とその発展に力を注ぎ、植物研究でも植物分類に関する研究成果を多く発表した。中でも豊後水道産海藻類を研究した『伊予の海藻目録』や『愛媛の植物』等がある。自ら命名した「オキチモズク」、「ツバキカンザクラ」など新発見の植物も多い。

略歴
明治26(1893)年1月15日 野間郡波方村に生まれる。
大正3(1914)年 愛媛県師範学校卒業。
上浮穴郡久万尋常高等小学校勤務。
大正8(1919)年 柳谷第二小学校の校長就任。
大正11(1922)年 愛媛県師範学校教諭(昭和16年まで)。
昭和5(1930)年 牧野富太郎博士を愛媛に招いて植物採集会開催。
昭和13(1938)年 「オキチモズク」の研究開始(昭和15年まで)。
昭和22(1947)年 松山市立余土中学校校長就任。
昭和25(1950)年 昭和天皇の松山市沖の興居島での植物採集をご案内。
昭和31(1956)年 県立博物館設立のための準備開始。
昭和34(1959)年 自然科学教室開始。
昭和38(1963)年 「ツバキカンザクラ」を『伊予の桜図譜』で紹介。
昭和55(1980)年6月9日 87歳で永眠。

<関連図書>

  • 愛媛子どものための伝記刊行会『愛媛子どものための伝記 第8巻 船田ミサヲ 八木繁一 山路一遊』 愛媛県教育会 1984年
  • 愛媛県百科大事典編集委員室『愛媛県百科大事典』 愛媛新聞社 1985年
  • 『えひめ 人 その風土』 愛媛放送株式会社 1986年
  • 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 人物』 愛媛県 1989年
(写真提供:八木方子氏)

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