愛媛の偉人・賢人の紹介
深川 正一郎 ふかがわ しょういちろう (1902〜1987)

 俳人。宇摩郡上山村(現四国中央市新宮町)出身。高浜虚子の俳句朗読のレコードを作ることを企画実施した。その際に虚子の知遇を得て師事するようになり、『ホトトギス』の中心的な存在となった。温厚な人柄で句風も穏やかで巧みであった。連句実作者としても知られている。また、句作と併行して380篇にも及ぶ写生文を書いた。「満月へ正面したる志」の句がある。

略歴
明治35(1902)年3月6日 宇摩郡上山村(現四国中央市新宮町)に生まれる。
大正13(1924)年 文藝春秋社に入社。
昭和5(1930)年 文藝春秋社を退社して、『蓄音機時報』の編集長。
昭和9(1934)年 日本コロムビアに入社。
昭和10(1935)年 日本コロムビアへ俳句朗読を吹き込みにきた高浜虚子と出会う。
昭和14(1939)年 『ホトトギス』同人。
昭和15(1940)年 兵役を離れ、日本コロムビアへ復職。
昭和20(1945)年 日本コロムビアを退社し、以後、俳句の道を歩む。
昭和21(1946)年 『定本川端茅舎句集』を編集発行。
昭和22(1947)年 俳誌『紫苑』の雑詠選者(昭和36年3月号まで)。
昭和23(1948)年 『正一郎句集』刊行。
俳誌『龍巻』の雑詠選者(昭和26年6月号まで)。
昭和24(1949)年 俳句の月刊誌『冬扇』を創刊。
昭和25(1950)年 『定本虚子全集』(創元社)を編集刊行。
昭和48(1973)年 『冬扇』通巻197号で終刊。
昭和58(1983)年 エッセイ集『俳小話』刊行。
昭和62(1987)年 『ホトトギス』同人会長。
日本伝統俳句協会創立、同協会副会長。
             8月12日 85歳で永眠。

<関連図書>

  • 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 人物』 愛媛県 1989年
  • 川口咲子『深川正一郎の世界』 梅里書房 1991年
  • 愛媛新聞社情報出版局出版部『えひめ俳人名鑑』 愛媛新聞社 1992年
(写真提供:内田巌氏)

愛媛県生涯学習センター:TEL 089-963-2111(内線110)
掲載情報の無断転載を禁じます。